あなたは、開発をしているときにわからないことが出てきたらどうしてますか?
すぐに先輩や同僚に聴ける人は問題ないかもしれませんが、なかなかできない人もいますよね。
昔の僕がわからないことが出てきても、すぐに聞くことができない技術者でした。
切羽詰まってる開発なのに、3時間ぐらい悩んで結果できなくて、迷惑をかけてしまった経験があります。
今回の記事では、なぜわからないことを聞けないのか、どうしたら聞けるようになるのかを紐解いてみていこうと思います。
Contents
そもそも、わからないことって恥ずかしいことなのだろうか?
以前の私は「たくさんの知識を知ってて、会話できると、視野が広がってもっと楽しく生活できる♫」と本気で思っていました。
だから、日常のテレビニュースもがっつりとみて、誰かが知らないことを会話している時に、相手の状況御構い無しに、会話に割って入っていました。(後から気づいたけどだいぶKYでしたな私は)
確かに、営業をやっていた時は、話題が豊富でどんな話にも乗って会話ができることが強みになっていました。
しかし、浅く広く知識を取得していく&なんでも知ってる俺ってすごい(変なプライドをもつ)と勘違いしていきました。
だから、私は知らないことがあると「自分はこんなことも知らないなんて・・・」と自分をしょっちゅう責めていました。
でも、エンジニアの仕事をしてから、変なプライドが少しづつ叩き壊されていきました。
僕がフリーランス一年目で最初の現場に入って、一緒に仕事をした人で、IT技術にものすごく秀でた人でした。その人と過ごしていくと、あることに気づくことができたのです。
仕事ができる人ほど「知らないことを知らない」と言える素直さを持っていた。
あんなに仕事できる人でも、知らないことってあるのか!と衝撃を受けたことを覚えています。
そこでふと自分自身に疑問が湧いてきたのです。
そもそも、わからないことって恥ずかしいことなのか?
わからないことをバカにする人がいるのは、バカにする人自身がマウントを取りたいだけ
以前言われた一言で、すごく心に残っているのがある。それは「そんなこともわからないの?」という言葉だ。
上記の言葉は、「私が知っていることは、あなたも知ってて当然でしょ?」と言う相手より有利に立ちたい優越感からくる言葉だと思っている。
そもそも、その言葉が言えてしまうってことは、相手との立場や環境が違うと言うのを客観的にみれていないからなのだ。
「育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない」
ね、夏がダメだったり、セロリが好きだったりするんだよ。人は。
優秀な人とか、できた経営者の人たちって、そう言う立場の違いや、環境の違いをわかっている&読もうとしているから、知ってて当然みたいな態度を取ることがない。
むしろ、わからないことがあるときは、素直に専門の人に聞く、社内でやったことがある人に話を聞くとかしている。
でも、世の中にはそんなできた人ばかりいるわけではないから、「そんなこともわからないの?」と言われる恐怖が出てしまう。怒られているように思えて行動できなくなってしまう。
そうなってしまったことを自覚したら、受け入れる覚悟をする。
もし、そんなこともわからないの?と言われそうだったら
大チャンス到来ですよ。
めちゃくちゃ簡単で、相手の喜ぶ言い方にすれば良い。
「そんなこともわからないの?」って言ってしまう人は、マウントをとりたい人なんです。プライドが高いから、優越感を感じたいのだと思う。と言うことはこう言う風に言えば良い。
「はい、そうなんです。〇〇さんが一番詳しいと思ったので、伺いたいんです。」
そう言うと、相手はまんざらでもなくなるので、教えてもらいやすくなる。年上の人に結構有効なんですよ。
しかし、「プライドが高い人なんて関わりたくない」「話しているだけで疲れるから、話したくない」と思うのであれば、優しく教えてくれる人を探しましょう。
ちなみに、問題が起きた時に、自分で解決したがるプライドを持っている人は、プロジェクトにはプライドは全くいらないことを覚えておいてほしい。
自分で解決できると、めちゃくちゃ気持ちいいけど、時間が限られているプロジェクトなら、解決した分の時間が無駄と判断されがち。
確かに嬉しいんだけどね。
まとめ
上記のようなことをちゃんと考えておくと、自分が知らないことをきちんと知ることができて、あとで苦労しなくなります。
少なくとも、私の場合はすごく気持ちが楽になりました。なぜなら、完璧になろうとしていたから。目指すところがフルスタックエンジニアだったから。
だから、知らないことがある自分を許せなかったのかもしれない。
フリーランスは、自分でなんとかやろうとして不安になることがある。
でも、わからないことは聞けばいいし、わからないことがあるのは当然なので、気負いしないようにするのが、心を整えるために必要です。